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「ころんでも、まっすぐに!」

クリスマス休暇を少し長めにとった理由に、読みたい本、動画がたまっていたこともありました。


その中の一冊「ころんでも、まっすぐに!」を先ほどやっと読み終えました!

DOG DOCA代表の高橋忍さんと、田中聖斗さんが著書です。

高橋さんは、以前にも何度かご紹介しましたが、ドッグトレーナー、ドッグトリマーで、犬と人の幸せな共生を目指した動物愛護団体を運営されている、私たちが尊敬する方です。



高橋さんとは、絵本作家でアニマルコミュニケーターの上田真理さんを通してご縁をいただき、高橋さんは、私たちのクラファンへも大きなご支援をいただきました。


以来、クラファンのイベントで、高橋さんに犬との幸せな生活のヒントなど、お話いただいたり、お忙しい中、飼い主さんのお役に立てるならなんでも協力します!といつもニコニコ相談に乗ってくださる、本当に「犬と人の幸せな共生」を願う、多くの方から尊敬される方です。



40歳の時、シェフとして、順風満帆な生活をしていた高橋さん。ですが、あることがきっかけで、多額の借金を抱えて以来、従業員や家族、友人からも見放され、人生のどん底を経験することに。ある時、ミニチュアダックスフンド「Duca」との不思議な出会いから、彼の生活は一転、Duca中心の生活となりました。初めて飼う犬、Ducaは、毎日、早朝から深夜まで働く高橋さんの寂しい気持ちを慰めるようになりました。Ducaと少しでも長く一緒にいるために、考えた挙句、犬に関わる仕事に就く!とトリマー、ドッグトレーナーの資格をとることを決断!

やがて、愛知県の動物保護センターから1匹の保護犬を引き出したことをきっかけに、高橋さんの保護団体の活動が始まることに。


タイトルが示すように、「犬の命を助けたい」というまっすぐな気持ちが、次から次へと憚る壁を突き破っていく、高橋さんの行動力に感動!



40歳で人生のどん底を経験した高橋さんは、最終章で、以下のようにおっしゃっています。「いま、ちょうど、死にたい、と思っている人もいるかもしれない。でももしそうだとしたら、僕は声を大にして言いたい。死んじゃだめだ!と。僕はこの通り、いろんな失敗を乗り越えてここまでやってきた。別に頭がいいわけでも、運がいいわけでもない。ただ、目の前のことに、まっすぐ向き合ってきただけ。そうしているうちにDUCAを始め、たくさんの出会いがあり、学びがあり、たくさんの成長をして、今の僕がある。(まだまだ成長は必要だけど!)これは自分の道だけど、僕一人では辿り着けなかった道だ。でもそれは、僕がその時々で、「こうしよう」と自分の気持ちに素直に従ってきたから開けた道だ。。。

今の僕はこれが天職だと感じている。それは、僕が周りに生かされ、僕も周りに貢献ができているからだ。これが僕だけの仕事だったらきっと、転職にはならなかったのだと思う。」


「自分はお調子者で目立ちたがり屋」だから、失敗もしたし、まだする、と自分の弱さも正直に暴露してらっしゃいます!



さらに、高橋さんは言われます。「犬たちは今、を生きている。それと同じように、僕も今、を生きている。5年後、10年後、こうなっているかも?という想像はするが、期待はしない。僕の人生は全く思い通りになってはいないし(笑)、思い描いた通りの人生だったらきっと、つまらなかったとも思う。」


年末のメッセージをしたところ、「(本読むの遅ーい(笑笑ー相変わらず正直、ストレートな発言!)。この活動をするために数々の困難と経験を与えてくれたんだと思っています。DUCAとの出会いが全てでした。」という返信。さらに、「今年は高齢者、高齢犬のシニアドッグサポーター制度をもっと充実させる」計画があるとのことです。


真の動物と飼い主さんの幸せを願う、高橋さんとDOG DUCAチームを今年も応援します!